大人は何のために働くの?
「働きマン新聞」を作ろう!
働く大人に話を聞いて、働く意味を考えよう
子どもたちが将来就きたい仕事のイメージを膨らませ、未来を切り開く力を育成しようと、鹿児島県内の企業や大学などが連携して行う「かごしま子ども夢大学」。5回目を迎えた今年は、小学5・6年生30人が参加し、7月16日〜8月19日の間に6講座を実施しました。体験リポートの第2回は、子どもたちが働く大人=〝働きマン〟にインタビューして、新聞を作り上げる様子を伝えます。
〜前半〜
〝働きマン〟に、インタビューしよう
7月26日に行われた第3講座では、子ども夢大学の協賛社から〝働きマン〟がやってきました。
この日のテーマは、「大人は何のために働くのか」を考えること。その答えを探るため、働きマンに取材して「働きマン新聞」を作ります。
班ごとに分かれ、子どもたちが自己紹介をした後は、早速インタビューをスタート。「仕事で楽しいことは?」「つらい時はどう乗り越える?」「働く上で大切にしていることは?」など、さまざまな角度から質問。しっかりメモを取ることも忘れません。
掲載用の写真を撮影したり、働きマンから自分たちへのメッセージももらいました。
〜後半〜
取材内容を、みんなで新聞にまとめよう
取材を終えたら、いよいよ新聞作り。インタビューした内容を、メモを見ながら記事にまとめます。
新聞のタイトルや大きな見出しなどは、班のメンバーで意見を出し合って決めます。実際作ってみると、思った以上に時間がかかる新聞づくり。各班、時間ぎりぎりで完成しました。
作り上げた新聞は、みんなの前で披露。働きマンから教えてもらった「仕事の大変さ」「働く意味や楽しさ」などを、自分の感想も織り交ぜながら発表しました。「人の役に立ちたい」「日本の未来のために働いている」といった働きマンの言葉に、子どもたちは働く目的を肌で感じたようです。
ついに完成!働きマン新聞
インタビューから記事作成まで約2時間かけて完成させた「働きマン新聞」。新聞のタイトルは、「困っている人を助けるヒーロー」「電気屋さんの三代目」など、働きマンの特徴を見事に表現したものに。
働きマンたちは「しっかり話を聞き似顔絵も書いてくれて、うれしかった」「自分が何のために仕事をしているのかを改めて考えさせられた」などと話し、褒められた子どもたちは皆、達成感に溢れていました。
特別カリキュラム「おにぎり弁当」
毎年、講座に必ず組み込まれているのが「おにぎり弁当」の日。いつもは、家族が作ってくれるお弁当ですが、この日は子どもたちが自分でおにぎりを作って持参します。
「ぼく4個持ってきた」「早起きして作ったよ」などと話しながら、大きな口で頬張る子どもたち。いつもお弁当を作ってくれる家族に感謝しながら、笑顔溢れる昼食タイムとなりました。