「視野が広がり、自信にもつながりました!」
キャリア教育の一環として、県内の小学5・6年生40人が働く意味を学んだ「かごしま子ども夢大学」。総括レポート第1弾では、参加した子どもの成長を間近で見つめた保護者の目を通し、キャリア教育の可能性を探ります。
「小学校高学年の子どもたちは、ふとしたきっかけで、何らかの職業に対する憧れを持つものです。一方、講座で大切に伝えようと思ったのが、職業観よりも勤労観。特定の職業について知るだけでなく、どんな仕事にも共通する〝働く喜び〟を子どもたちと考えてみたいと思いました」
小学校教諭の兒玉さんが担当したのは「〝働きマン〟の心意気を集め、たばねよう」と題した講座。さまざまな職業人が紹介されている文章を読み解き〝何のために働いているのか〟を探ります。子どもたちは、グループディスカッションを通し、収入だけが仕事の目的ではなく、〝人の笑顔のため〟〝自分自身の成長のため〟〝その職業の存続・発展のため〟など、仕事に伴うやりがいと喜びを導き出しました。